さてさて、夜は『夜中に犬に起こった奇妙な事件(以下、夜中犬)』を 観劇してきました!!
劇場は『BARRYMORE THEATRE』で、先日観た『るつぼ』の劇場の 1本前でした。
簡単なあらすじとしては、 人とうまく付き合えない(発達障害?)のクリストファーは、 ある日殺されている隣家の犬を発見。 警察に疑われるも、学校の先生から 「犯人を探してみたら?」とアドバイスされ、犯人探しに乗り出して…。 というもの。
いやあ、もうね、結論からいうと最高。 この一言につきます。
なんというか、演劇ってまだまだこんなに可能性があったんだな…! っておもいました。
セットは椅子みたいな四角いものだけ。 あとはプロジェクションマッピングとアンサンブルの皆さんの 動きで話が進んでいきます。
隅っこに椅子のようなものが置いてあって、 各アンサンブルさんが座っているんです。 それで、場面が変わるといろいろな役で 出てくるんですよ~!!
クリストファーが犬の犯人探しをしているときに 聞き込みする近所の人たちとか、 道端で道を聞かれる人、とか。
なんでもないセットだからこそなのかもしれませんが、 駅だったりクリストファーの夢だったりと 姿を変えていくんです!
セットだけじゃなくて、もちろんお話も素晴らしい。
クリストファーは大好きな両親であろうと 身体に触れられるとパニックを起こしてしまいます。 それに、人の心が分からない(空気が読めない)ところも。
でも、そんなクリストファーが隣の家の犬のため、 そして疑われてしまった自分のために犯人探しを するんです。 クリストファーだって犬が大好きだから。
もうね、このクリストファーを見ていると大好きになってしまうと 思います。 一生懸命で、いじらしくて。 とても魅力的。
前半は犬の犯人探し、後半はクリストファーと両親の話になります。
もうもう、これがね、ベタかもしれないんですけど 私は号泣ですよ!!! これはさすがにネタバレになってしまうので書きませんが、 本当に観てよかった、と思える作品です。
まだナショナル・シアター・ライヴ(映画館で舞台が観られるというもの。北海道での上映は無し…)で 上映されると思うので機会があれば観てほしいです!!
正直、権利問題とかなければ全国にある劇団で 上演したらいいのに…と思うくらい素敵な作品なんですよね。 観られないかたは原作だけでも読んで欲しいです。
クリストファーの英語が簡単なものだったので、 私でもなんとかついていけましたよ。
あと、某理由で犬が登場するシーンがあるのですが 劇場中が「カワイイ…♡♡」ってなっているのが分かりました。
スタオベで手が痛くなるくらい拍手をして、 客電がついたので帰ろうと思ったら クリストファーが登場してプレゼンを!!! 彼の賢さを堪能するシーンです。
最後に紙吹雪が舞って終了。 最高に素敵な時間を過ごさせてもらいました。
(これはお正月のときのですね)
主演のタイラー・リーくんも素晴らしかったです。 クリストファーをぎゅっと抱きしめてあげたい。
ステージドアにも並びましたよ! わたしイチオシのアンサンブルさんが出てきてくれて 嬉しかったです♡♡
なんか変な英語を話す東洋人の私にもすごく感じのよい 笑顔で応対してくださって…ありがたいです。
とっても良い時間を過ごすことができました。 やっぱり私、観劇が大好きだなあと改めて思った1日でした。