面白かった~!
画像はパンフレットです。かわいいサイズ。
さてさて、先日、私が入会している『くしろ演劇みたい会』の例会で 『Be My Baby~いとしのベイビー~』を観劇してきました。 この『くしろ演劇みたい会』は、演劇の鑑賞団体。来年20周年を迎えます。 スゴイ! 私がこの会に入ったのはつい数か月前のこと。 こんなに観劇が好きなのに、なぜか今まで入っていなかったのです。
私はゆるい演劇好き…というかミーハーなので、 最近まで「この人が出演するこの演目なら観たい!」 という感じだったのですが、 ここ最近は「きちんと日本の作品も観てみたいなあ、 私が知らないだけで素晴らしい 俳優さんも演目も、もっとあるだろうなあ」と思っていたのです。 その前のことになりますが、 平幹二朗さんが主演された『王女メディア』。 この演目がやってきたとき、ものすごく興味があったのに ”3人以上で申込ください”という一文の ハードルが高く(勇気が無くて周りの人を誘えない…) 諦めた過去があったのでした。 実は3人集められなくても問い合わせてみて、 という文面も書いてあったのに、そのときは気づかず。 今思い出しても後悔~~~!!!
というわけでいつもながら前置きが長いのですが 無事に入会することができて、行ってきましたよ『Be My Baby』!
ストーリーは、スコットランドの若く幼いカップルに子が出来ないことが判明し、 養子を迎えるためにニューヨークへ行く…犬猿の仲の保護者2人で。 というもの(ざっくりしすぎ)。
最初、セットがあまりにも簡易だったので こんなんでいいの??と思ってしまったのですが それが良い方に転がっていたと思います。 なぜかというと、場面転換がほんと多い! パッとここはスコットランド、ここはニューヨークと変わるので あのハリボテっぽいセットが活きていたなあと。
役者さんたちの力があるから、きちんとコメディとして 成り立っていたと思います。 ただ、若カップル(とくに女の子の方)が子どもを ステイタスというかオモチャというか、所有物みたいに 考えているっぽかったのが理解できなかったかな。
でも、その数日前に観た映画の『ヘルプ~心が繋ぐストーリー~』でも 若奥さまたちがそんな感じだったので 当時の当たり前だったのかな~。 まだ自分が自分が、となりがちな世代をうまく表現していたのでは! だってものすごくイライラしましたもん。
そんな若カップルの代わりにニューヨークへ旅立つのは 執事と母親代わりの叔母さんなのですが、このおふたりが 上手だったな~!って当たり前なんですけど。 犬猿の仲から、赤ちゃんを通じて心を通わせていくさまが ほっこりしました。 叔母役の阿知波悟美さんが子守唄を歌うシーンは その歌声に聞き惚れちゃいました。
ところでスコットランド訛の執事の口調が東北弁ぽかったのですが、 ロンドナーからするとそう聞こえるんですかね…? 田舎っぽい?という感じなのでしょうか! それにしても翻訳って本当に難しいんだなあと 思いました。
私が大好きなビリー・エリオットは、もしかしたら 関西弁だったりして…とか思いましたけども、 もちろん日本版ではそうなっていないと思います。 あの荒々しさ、関西弁(イメージ)っぽいと急に思い立ったので 書いてみました。
ドタバタの末、あら~丸く収まった~という感じは コメディの鉄板なんでしょうね。 シェイクスピアの喜劇もそうだし、とにかく私は大好きです!
後日、観劇後に感想を語る『Baby カフェ』という集まりにも 出席させていただいたのですが、こちらも楽しかったです。 皆さんそう思ってたんだ~ということが分かったりと、 聴いているだけでも面白い! またこういう機会があったら参加させていただこうと思います。
次回は劇団青年座の『みすてられた島』です。 敗戦直後、日本から切り離されると言い渡された 伊豆大島の方々が憲法の草案まで作ってその後独立は撤回された、 という本当のお話を元に作られた戯曲だそう。 こちらも楽しみ~~!
2017.5.13 釧路市生涯学習センターにて観劇