9月の前半、本当はレミゼの大阪公演チケをゲットしていたため のんびり関西方面に遊びに行こう~と思っていたら ビリーエリオットにどっぷりはまってしまったので チケットをぽちぽちと追加してしまいました!!
後悔はない!!!
というわけで、7月プレビューぶりのビリーエリオットです。
いや~、進化していましたよ!! このチケットを購入したときは、まだビリーやマイケルが誰なのか 分からず、賭けのような気持ちで買ったのですが、 今回のビリーもプレビューと同じ木村咲哉くん!
ですが、ほかのキャストが違うのです。 それだけでも、なんだか全然前とは違う印象で。 特に益岡父ちゃん!!
なんというか、鋼太郎父ちゃんには”苛立ち”を感じていたのですが 益岡父ちゃんは”嘆き”を感じたのです。 炭鉱の町で炭鉱夫になり、息子もふたり出来て このままこんなささやかな生活が続く…と思っていたら 妻は若くして亡くなり、母は認知症ぎみになり、仕事も失いそうで。 という状況に対するふたりの向き合い方が全然違って どちらも「分かる…」という感じでとってもよかった…!
なので、ビリーがこっそりバレエの練習に行っていたときに 「あいつはおれの息子なんだ!」という台詞も 鋼太郎父ちゃんは「こわっ…迫力ある…」という印象だったのですが 益岡父ちゃんにはやるせなさを感じ…。 どちらが良いとか無いんですが、好みは益岡父ちゃんかなあ。 これから観ていく(まだ観る)うちにまた変わるかもしれませんが!
そしてもうひとり、ウィルキンソン先生が今回 柚希礼音さんで! いや~~~~びっくりしました。 華があるとはこういうことかと!!!! shineでもう目が釘づけでした。 普段は(DVDとかでも)いろいろなところに 目がいっちゃうのですが、離せない~すごい引力~~!! 厳しさというより(自分の)楽しさを感じるウィルキンソン先生だったような。
こちらも比べるのは何ですが、ダブルキャストの 島田歌穂さんがロンドン版から飛び出てきたようなウィルキンソン先生だったので どんなんだろう~と思っていたのですが 心なしか優しさをさらに感じるウィルキンソン先生で。
島田さんのウィルキンソン先生がツンデレタイプなので(好きです) 柚希さんのウィルキンソン先生はもうちょっと陽な感じ?かな。 どちらも好きです~!!
大人キャストでいうと、今回のトニーは中河内さん。 こちらも熱血漢で真っ直ぐで。 なにかのインタビューで鋼太郎さんが「良いトニー」と 言っていたのが分かる気がします(笑)。 ビリーを思って、家族を思っての行動なのに、長男として 頑張っているのに、なんか違う方向へいってしまうトニー。 ビリーの旅立ちのときに、ライトを渡すシーンがとても 優しさに溢れていて好き。 カーテンコールの明るいトニーを観るだけで毎回泣いちゃうのでした。
そしてそして、今回のマイケルは持田唯颯 (いぶき)くんだったわけなんですが、 んも~~~私は彼のマイケルが大好き!!です!!!! 素直にビリーへの愛情を感じるマイケル…! 明るくビリーを励ましながら(顔芸も素晴らしい)も 密かな恋心をにじませていて 「おい!ダンス小僧!!」のところの 表情なんてもうたまらないほどのせつなさ。 彼は人一倍海外スタッフさんに言われたことを大事にしているようで なんとなくロンドン版(DVD)のマイケルに近い気がしました。 言い方?とか。
そしてそしてそして、今回のビリー、咲哉くん。 いや~~~すごい!!進化していたね!!!!!! 言葉に感情が乗っていて、プレビュー時に感じたちょっとした違和感が無くなっていたの、 ほんと進化って感じでした。 なので、より物語に入り込めたのかも。 おばあちゃんへの愛情や家族大好き感、 ウィルキンソン先生への思いがもっともっと伝わってきたんです。 素晴らしい!!素晴らしいよ咲ちゃん!!!
プレビューのときに、ジョージがちょっと…とか思っていたのですが、 すっっっごく良くなっていて! ジョージのリアクションで私の隣の隣の女の子が ケラケラ笑っていたりしてほっこりしました。
観れば観るほどその素晴らしさが天井知らず!! 手元のチケットもどんどん増えていきますよ!!! どれだけ観られるか分からないのですが、これからも楽しみです。
赤坂アクトシアターにビリー全員のビリージャンプ写真があって 見るたびに「尊い…」と思ってしまう私です。
2017年9月2日 赤坂ACTシアターにて観劇