ちょうど東京行きのタイミングがあったので 観てきました『宝塚BOYS』。 この演目は、DVDで観ていたこともあり 気になっていたのですが、気がつけばチケットは売り切れ (私の観られる日)。
そのため、ほぼ諦めていたのですがなんと! 幸運にもチケットを譲っていただくことができました〜! すごい!ありがたい!!
という訳で、最近通ってるな…という勢いの東京芸術劇場へgo!
正直、初演のDVDは観ているからお話も知っているからね〜なんて 呑気に構えていたのですが、最後はがっつり泣いていました。 あの宝塚歌劇団に、幻の男子部があったという実話を元に作られたこの作品。 男子部員たちそれぞれが宝塚の舞台に立つことを目指した理由、 その夢に向かっていった日々。 そのことが丁寧に描かれていて、胸が苦しくなりました。
実話を元にしているので、私たちは宝塚の舞台に男子が立ったことが 無いことを知っています。(馬の脚役ではあったようですが) 知っているからこそ、この作品はどう終わるのか、どう終わらすのか、 不安になりました(一回観ているのに)。
男子部は2年以上練習ばかりで、舞台に立つといっても馬の脚。 姿を表すことはできません。 そのうち「飼い殺しでは」という空気もただよいます。
そして、男子部解散の決定ーーー。 夢を諦めなければいけない現実が胸に刺さりました。 最後の、幻のレビューはとっても美しくて素晴らしかったです。 そして、男子部みんなが宝塚を好きなまま去るところも好きです。 よかった。観られてよかったなあ、と思いました。
ところで宝塚BOYS、今回ほんと気が向いてフラッと行った感じなので 自分が自然体すぎたのですが、気がつけばすごいキャスト…! なんとなくリーダー(東山さん)が出ていることくらいしか 知らなかった…ばかばか私のばか!
良知くんの上原金蔵とってもよかったです!! 真っ直ぐで実直で必死で。終わるまで良知くんて気づかなかったくらい。 リーダーは当たり前のように良かったですね…。
足、めちゃ開くじゃん…。
上山さんはねえ、私、盲点でした!!!すいません!!!! 出てるって知らんかった…。 しょっぱなの歌った人、めちゃめちゃ上手い〜〜〜!! とずっと思っていたら、それが上山さんだった。そりゃ上手いわ。 そんな感じで観ていたので、もったいないわ〜自分〜と 思ったりしましたね…とほほのほ。
石井さんや百名さん、木内さんはお初だったのですが これまたよくってねえ…。 みなさん「役を生きた」のかなあと思います。
そしてちょっと特筆しておきたいのが 藤岡正明さん!! あなた…生粋の関西人に見えましたよ!!! ダンスもお歌も上手くない役で、ひえ〜無駄遣いでは?? なんて一瞬思ったりもしたのですが、ぜんっぜん!! 演技がとても素晴らしくてねえ。 藤岡さんは昨年どハマりしていたビリーエリオットでも 観ていて、その時も歌わない役ではあったのですが 今回も!しかもレビューも役のままなのです。 は〜すごいや。当たり前だけど俳優さんはすごい。
そうそう、男子部のお稽古で ピルエットとかバレエの練習見ていたら ビリー・エリオットが観たくなっちゃいました。
さ、再演〜〜〜!!(2020年!!)
そういえば、この回に5年ぶりくらいにお会いできるフォロワーさまが いたのですが、なんと隣だったのでした笑!
幕間で会って「お久しぶりです〜」なんてご挨拶して、 二幕前に席についたら隣と気づいたという。 いや〜びっくり。こんなこともあるんですねえ。
2018年8月5日 東京芸術劇場にて観劇