2015年ロンドン旅行記、やっとロンドンへ旅立ちます。今回は主に羽田→ロンドンの搭乗記。私はこの”搭乗記”を読むのが大好きなのです。
毎回なのですが、旅立つ前の面倒くささ、だるさはすごいのですが飛行機に乗ってしまえば楽しめるタイプ。12時間という長いフライトも楽しめました。
もしロンドンへ旅立つ方がこのブログに辿り着いて読んで楽しんでくれたら嬉しいです。
#1はこちら
ロンドン旅行2日目。羽田→ロンドン NH211便 搭乗記
神田セントラルホテルから羽田空港へ
1泊した神田セントラルホテルに別れを告げ、羽田空港へ向かいます。今回も山手線で浜松町駅→東京モノレールといういつものコース。
なのですが、今回は国際線なので「羽田空港第3ターミナル駅」で下車。初めて降り立ちました。
羽田空港で飛び立つまでの時間を過ごす
羽田空港に着いてからは早々に出国をしてひと休み。「スカイラウンジ」でしばらく身体を休めていました。
この「スカイラウンジ」、大人1,030円なのですが提携カードを持っていれば無料では入れます。私はゴールドではなくても無料で入れるカードを持っていたのでそれを提示して入場。
ソフトドリンクが無料なので、オレンジジュースを飲みながらまったりしました。
しばらく寛いでからゲートに移動。その前に免税店に寄ってみました。それほど物欲がないのでウィンドウショッピング的な感じなのですが、ひとつだけ欲しかったものがあったので購入。
それがこちら。
クリニークのリップスティックです!映画の「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」でイルサという登場人物が持っていて憧れたというわけです。ミーハーなもので、こういうのはすぐ欲しくなってしまうのでした。いい客だなあと自分でも思います。
そしてゲート前に到着。
ここにいる人たち、みんなロンドンへ向かうんだなあと感慨深くなりました。当たり前なのですが、なんといっても初なのでやることなすこと感動です。
いざ搭乗!羽田空港→ヒースロー空港の搭乗記です。
飛行機に乗るために長い廊下を歩くときも、まだ実感はわいてきません。本当にこの私がロンドンへ行くのだろうか??不思議な感覚です。
座席は2列・3列・2列のタイプで、私は2列の通路側をチョイス。お隣は同じく女性1人の方で、リラックスして過ごせました。
通路側を選ぶのは、トイレなどで席を立つときに声をかけるのが忍びないから。寝ていたりしていたら申し訳ないなと思ってしまうので、そうなる前にできることはしようという考えです。小さなストレスもちりつもになるので……。できれば快適に過ごしたい。
飛行してから少し経つと、機内食の時間になりました。今回選んだのは、メインが「鶏の照焼丼」のものです。
例によってお腹の調子と相談して食べました。美味しかったですよ!
今回は12時間ものロングフライトのため、不安な気持ちが強くネットで「飛行機 長距離 過ごし方」などと検索したりしていました。ですが、いざ乗ってみると思ったより大したことがないな……?という感じです。
とりあえず乗り込む前には酔い止め薬(トラベルミン)を飲むことで、安心感が出て不安感が軽減される気がします(抗ヒスタミン薬には不安を和らげる作用もあるようです)。あとトラベルミンはすごく眠くなるので、ロングフライトにはもってこいだと思います。
出発30分前にトラベルミンを服用→ご飯→寝る→映画を観る→ご飯→映画を観る→寝る、という流れで過ごすことができました。自分でも思っていたよりあっという間の12時間でした。
2回目の機内食も和食をチョイス。これは、ご飯ともしばらくお別れだなあと思ったので選んだのですが、着いてみるとロンドンにもお寿司があったりして実はお米が食べられます。
ふと気づいたときにシートモニターで現在地の地図を見ていたのですが、行けども行けどもロシアだったのでその大きさに驚きました。ロシアを抜けたかと思うとすぐにイギリスです。
憧れのイギリスが雲の隙間から見えてきました。結構傾いているのですが全く気になりません。
初めて見るイギリス、上空から見ると「茶色い」という印象です。統一されているのでしょうか、屋根が茶色で。日本というか私の住んでいる地方は色とりどりの屋根の色なので文化の違いなのでしょうか。
これは窓の外をわ〜っと見ていたときに隣の席の方が撮ってくれました。優しさが胸に染み入ります。
無事に着陸!ほっとしました。衝撃をまったく感じなかったので快適すぎるフライトです。機長さん副機長さんその他スタッフさんたち皆さんありがとうございました!
さて、飛行機を降りて「Arraivals(到着)」の標識の方へ向かいます。ここは人の流れに乗っていけば大丈夫です。
当たり前なのですが、看板も広告も何もかも英語です。どきどきします。ANAの便が到着したのはヒースロー空港のターミナル2。2014年にオープンした新しいターミナルです。
今回は到着ゲートが遠かったのか、イミグレーションまで徒歩15分でした。普段は車生活でほとんど歩かないため「徒歩15分」と聞くと慄いてしまいますが、このときはロンドンに着いたという興奮もあり、まったく苦ではありません。
入国審査は厳しい、という話も聞いていたのでどきどきしており、心の中で「さいとしーいんぐ」を繰り返したりしていました。そんなとき、私より先に並んでいた同じ便で到着した日本の方がなにか揉めているよう。職員さんが日本の方々に英語ができるか聞いて回っていました。何があったのかは分からないのですが、(英語ができる方が名乗り出てくれた)緊張がピークに。見るとほかの方もいろいろ長々聞かれている様子。こ、こわい!私の乏しい英語でここを乗り越えられるだろうか!?
と思っていたのですが、意外なほどあっさり通してくれました。入国カードにきっちりみっちり書いたからかな?ひとまず良かったです。第一関門突破!な気分。
ボーダフォンの広告でした。懐かしい〜!イギリスでは現役なのですね。イギリス!!!という感じの広告がらしいというかなんというか。
イミグレーションで時間がかかったからなのか、すでに荷物は来ていてベルトコンベアーからすべて降ろされていました。待ち時間の短縮です(?)。
荷物も無事に受け取りができたので、拠点となるホテルに向かいます。まずは地下鉄に乗らなくては!
ちなみにロンドンには地下鉄・バスなどに乗車する際に便利な交通系カードがあります。その名は「Oyster Card(オイスターカード)」。
現地でも購入することができますが、日本からでも英国政府観光庁のオンラインショップから購入することができるんです。
慣れない海外でアタフタするくらいなら(台湾の思い出がよみがえる……)先に購入しておこうという魂胆。オイスターカードにはビジター(観光客)用と在住者用があり、こちらはビジター用です。現地で買う方が何かとお得らしいのですが、今回は現地で楽したい、という気持ちで申し込みました。
ヒースロー空港から地下鉄ピカデリー線でグロスターロード駅へ
地下鉄なので「Underground」の方へ移動します。アイコンもあって分かりやすいです。今回は「Gloucester Road station」まで。地下鉄のピカデリー線で空港から直接で簡単楽ちんです。
地下鉄のマークが可愛くて、シンプルでおしゃれ感もありロンドンぽさもあり、憧れの地に降り立った高揚感でいっぱいになりました。
どの駅にも分かりやすい路線図があって確認するのに役立ちました。旅行者にもありがたいです。
イギリスの地下鉄は注意のアナウンスで「マインドザギャップ(隙間にご注意を)」と言われるくらい車両とホームの間が広いと言われていますが、実のところそれほど感じなかったです。日本のほうが結構怖い。なぜだろう、高さかな??
いざ地下鉄に乗り込みます。空港からは乗る人が多くて座れませんでした。仕方ない。乗ってみた感じはだいぶ居心地がよい、という印象。空いていたからかな?と思います。
車窓から眺める景色にイギリスを感じてうっとりしたりしていました。
飛行中に下を覗いたとき、「茶色いな……?」と思ったのですが、下に降りてもやはり茶色い屋根ばかりでした。これか〜!と思ったのを覚えています。この屋根の一つひとつに人々の生活があるんだなあ。
無事にグロスターロード駅に着きました。グロスターロード駅はケンジントン&チェルシー区にある地下鉄の駅。ロンドンの王立区でもあり、近隣にはビクトリア&アルバートミュージアムや自然史博物館があります。
この地区のホテルに決めたのは、まずは治安の良さから。やっぱり海外で一番に重視するのは治安です。
「The Montana Hotel」はロンドン女ひとり旅にぴったりのホテル
このホテルのご紹介をいたします!すごく素敵なホテルでしたよ。
「The Montana Hotel」に決めた理由
「ザ・モンタナホテル」に決めた理由は大まかにいうと以下の4つ。
●地下鉄ピカデリー線でヒースロー空港まで1本で行ける
●最寄り駅のグロスターロード駅から徒歩3分。駅からも1本道なので分かりやすい。
●グロスターロード駅近辺は治安が良い
●駅近辺にはスーパー、飲食店、ドラァグストアなどがあり生活面でも困らない。
というものです。ほぼ治安。そしてなんだかんだ便利、という素晴らしいホテルです。予約をしたのはBooking.comから。下記のリンクをご覧ください!
Booking.comはお気に入りのホテル予約サイトで、海外に行くときはよく使っています。予約を入れたときはちょうどセールをやっていたのでお安く泊まることができました。普段からそれほど高くはないのですが、やっぱり少しでもお安く泊まりたいですよね。旅行の直前までキャンセル可能だったので、ほかの予約サイトを日々チェックしていたのですが、最初に見た価格が一番安かったです。
グロスターロード駅は階段を登らないと地上に出られなかったのですが、まあ許容範囲です。そんなに長い階段ではありませんでした。そしてロンドンの地下鉄では出口が一箇所だったので(もしかしたら出口が何箇所もある駅があるかもですが私が行ったところは一箇所でした)とても楽!
ホテルはグロスターロード駅を出て少し歩くとすぐに着きます。
The MontanaHotelのご紹介!
こちらがモンタナホテルの外観です。素敵でしょう。でも最初は入口がわからなくて違うところに行ったりしていました。
いざ着いて入ろうとしたのですが、最初に間違えて違う扉の方に行ってしまいました。写真を見返すとどう見ても間違えようがないのですが、このときは本当に頭の中が「???」でした。
そんなこんなでチェックイン時もアタフタしてしまったのですが、予約したときの画面をプリントアウトしていたのでそれを見せたら問題なしでした。よかったです。
泊まったのはデラックスシングルルーム。扉を開けるとこんな感じでした。テーブルにクローゼット、TVやキャリーバック置き場があります。冷蔵庫もあって重宝しました。
反対側を見るとこんな感じ。小さめサイズのベッドがあります。私の身長にもぴったりで、このこじんまりさもいいなあと思います。
部屋の向かい側は郵便局のよう?でカーテンを開けるとこの風景。
歴史を感じる建物が多くて目の保養でした。いちいち素敵。
水回りも特に問題はありませんでした。特にお風呂はアクリルボードのようなもので仕切られていたので、シャワーカーテンよりいいかもと思います。
古さ、狭さは否めませんが、これで十分!と思えるホテルです。今回は素泊まりなので、部屋で一休みしたらまずは腹ごしらえです。
ロンドン初買い物はスーパーTESCOで
グロスターロード駅の向かいにTESCO(テスコ)に行きました。テスコは英国最大手スーパーで、どこにでも見かけて入りやすいお店。庶民価格なので助かります。
そこで購入したのがこちら。
サンドイッチとボルヴィックのレモン&ライム、ジュースとヨーグルトとフルーツです。なんたるヘルシーさ。お腹の調子のことはずっとつきまといます。壊したくない!
そしてこのテスコ、無人レジだったのですが私は初めて。最初は分からなくてアタフタしていたんですが店員さんが目ざとく察知してくれて事なきを得ました。優しい……仕事とはいえ……いい人だなあ。
自分でバーコードをピッと読み取らせて、カードを指定の場所に差し込めばOK。楽ちんです。
ロンドン1日目のメインイベントに向かう!はずが……
小腹も満たしたので、この日のメインイベントに向かいます。そう、私はこのためにロンドンまではるばる来たのです。それは「観劇」のため。
好きな俳優さんが舞台に出るということでワクワクしていました。このときまでは。イギリスの俳優って映画やTVドラマにバンバン出ていても、舞台も頻繁に出ているイメージがあるのですが、まさに彼もそう。そして、そんな彼のお芝居をこの目に焼き付けたかったのです。
ですが、なぜかこのときまで余裕で劇場までたどり着けると思っていたのです。予習(グーグルマップで)もしたから!しかし、まず降りる駅を間違えてしまいました。
ピカデリー線で「グリーンパーク駅」で降りるはずがなぜか一つ手前の「ハイドパーク駅」で下車。でもそれに気づいていない私はハイドパーク駅周辺をうろうろしながら、あれ、こんなんだっけ、なんか違うような、でもこの駅のはずで……などと思っていました。それ、ぜんっっっぜん違いますから!
そのうち、余裕もって陽のあるうちに出てきたのに、暗くなってきてしまいました。
そもそもグリーンパーク駅で降りるのも乗り換えるためで、ハイドパークに来たのは「ハイドパークだ~知ってる名前!ちょっと見てみたいなあ」と思ったからだったのでした。それがいつの間にか脳内で目的地だと勘違いし、やみくもにハイドパーク内をぐるぐるする人に……やばいですね。
間違いに気が付いてハイドパーク駅までなんとか戻り、グリーンパーク駅まで行ったらヴィクトリア線に乗り換えてイズリントン駅まで向かいます。これが正しいルートだったのでした。
駅から劇場までは徒歩9分。グーグルマップを頼りに進んでいたのですが、なんだか住宅街に迷い込み……。気が付いたら行き止まりで……こ、怖い!異国で、着いて1日で迷子になってしまった!こんな夜に!ひとりで!この先も進んでもし何か恐ろしいことに巻き込まれたらどうしよう、と思い、来た道を引き返すことにしました。
お芝居は残念ながら観られず。またの機会(があれば)リベンジします。
ベッドに入って寝ようとしたものの、なんだかまったく寝られません。これが時差ぼけなのでしょうか?そんなことを考えながら、ロンドン1日目の夜は更けていきました。